🍚 これが「支援」なの? ― 滋賀県ひとり親家庭の“お米2kg”に思うこと
今回のブログ記事は私のココロの内、今の日本、自治体に感じていることを我慢できず書きました。
💭「私だけがこんな気持ちなのかな」って思ってる、あなたへ
ひとり親として頑張っているのに、支援が届かない。
がんばっても、制度の“枠”からこぼれ落ちてしまう。
それでも毎日、仕事も家事も育児もこなして、何とか踏ん張っている。
私と同じ境遇のそんなあなたに伝えたい。
あなたはひとりじゃない。
そして、あなたの「これっておかしくない?」という違和感は、ちゃんと意味のある声なんです。
🍙 滋賀県の「お米2kg支援」に感じたこと
最近、滋賀県の「ひとり親家庭に対する物価高対策支援事業」というニュースを見ました。
内容は――
児童1人につきお米2kgを支給(手続きが必要)。
確かにありがたい。
でも、そのお米を見た瞬間、胸の奥にモヤッとした感情が残りました。
「これで支援って言えるの?」
「ありがたいけど、なんかバカにされてる気もする…」
🍚 大津市では0.7kg ― 支援の“気持ち”が伝わらない現実
同じく大津市では、8月のひとり親家庭の現況届提出時に**お米0.7kg(1世帯あたり)**が配られました。
0.7kg…。
数日でなくなります。夏休み期間の子供のお弁当もまかなえない。
もちろん「何もないよりはありがたい」と思う。
でも同時に、「私たちの暮らし、本当に見えてるの?」という気持ちも湧いてきます。
💰 正社員で働いてても、ギリギリの現実
「ひとり親でも正社員なら大丈夫でしょ」と思われがちですが、実際は違います。
非課税世帯でなければ給付金の対象にならない。
現実は余裕なんてまったくない。
毎月の家賃、食費、教育費、光熱費。
すべて一人の肩にのしかかってくる。
「がんばってるのに、報われない」
そんな現実の中で、それでも前を向いて生きている人がたくさんいます。
🏠 “平均的な家庭像”に縛られた社会
今の支援制度は、いまだに「父・母・子ども2人」という昔ながらの標準世帯を前提に作られているように思います。
でも現実はもっと多様。
- 親1人・子ども1人
- 親1人・子ども3人
- 両親がいても子どもがいない
- 再婚家庭
- 祖父母との同居世帯
形はそれぞれ違うのに、支援は“一昔前の平均”に合わせて決められる。
だから、少しでもその枠から外れると、サポートが届かない。
🫧 「支援しました」で終わらせないで
行政の資料には「支援を実施しました」と書かれる。
でも、その数字の裏で、どれだけの人が実際に助かっているんだろう。
お米2kgを配ることで“実績”にはなる。
けれど、それは支援する側の自己満足で終わってはいないだろうか。
本当の支援って、「あなたのことをちゃんと見ている」という温度が伝わることだと思う。
🌱 「ありがたいけど、これでは足りない」
声を上げることは、わがままじゃない。
感謝が足りないわけでもない。
むしろ、「ありがたいけど、これでは足りない」と伝えることこそ、
次の支援をより良くするための第一歩です。
私やあなたの感じた違和感は、
誰かを責めるためのものではなく、
社会を少しずつ変えていくための大切な気づきなんです。
💬 最後に
「ひとり親だから」「非課税世帯じゃないから」
そんな理由で、支援の枠から外れてしまう人たちがたくさんいます。
それでも私たちは生きている。
笑って、泣いて、頑張って、何とか前を向いている。
この声が、誰かの心に届いてほしい。
「私だけじゃない」と感じてくれる人が、ひとりでも増えてほしい。
そしていつか、
“お米2kgの支援”で終わらない社会になりますように。



